前立腺マッサージを実際に受けられた、貴重な体験談です。看護婦さんは後半に出てきますよ。
風邪をこじらせたのか どうも身体の具合がいけない。
すっきりしないなぁー。 だるいなぁー。
そんな日が ぐずぐずと続いたんだよ。
そんな時に限って 仕事はトラブルの連続で 昼も夜もわからなくなるぐらいに 職場を飛び回っていた・・・。
そんなある日の朝 突然・・・。
「あれぇぇぇぇっ」と 僕は奇声をあげてしまった。
その朝「起きろっ こらっ起きろっ。」と 妻に優しく叩き起こされ
「もう少し あと5分・・・。」と 布団の中からぼそぼそ返事をした後 変だな?と 身体の異常に気がついた。
おなかが張って痛いと言えばいいのか なんか下腹が苦しい。
「トイレ・トイレ。」と言いながら まだその時点では 事の重大さには 気付いていなかった。
とにかく出すものは しっかりだして・・・。
「んっ???。」
そして「あれぇぇぇぇっ。」なのだっ。
僕のまぬけな声に 驚いた妻が「トイレで朝から何を騒いでいるのよっ。」と ドア越しに聞いている。
「えぇぇっと トマトジュースが・・・。」
「トマトジュースなんて 飲んだ事ないじゃない。 朝はコーヒーか牛乳と いつも言ってるじゃない。
突然そんな事 トイレの中で言っても ありませんよ。」と 妻は とんちんかんな事を言っている。
「違う 違うっ。 トマトジュースが出るんだよぉぉ。」
「何を言ってるの まったく。」という妻を 僕は丁重にトイレに 招き入れた(笑)。
「何よ これっ?」と妻。
「生理かな これって?」と 僕。
「おしっこに 血がこんなに混ざっているのに 冗談を言ってる場合じゃないでしょう。」と 妻がようやく慌ててくれたので 僕は 少しほっとして(笑) これは病気なんだなと落ち着いて考える事が出来た(笑)。
「これが血尿なんだぁ すごいなぁ。」と 言いながら下着(この場合パンツの方だよっ)を見ると・・・。
「あれぇぇぇぇっ。 こっちも変だよっ。」と 再び僕は大声を上げてしまった。
妻も しげしげと 僕のパンツをチェックした後「脱いで見せなさいよ。」と きっぱりと言った。
「まいったなあ 恥ずかしいじゃないかぁ。」と ふざけていると・・・。
「さっさとトイレから出て来て パンツを脱いで見せなさい。」と とうとう妻は おこり出してしまった。
「はぁぁぁい。」僕は 手慣れた身のこなしで(^^;) 下着を脱いで 妻に渡した。
「何これっ?」
「膿じゃないかなあ。」
「どうして 血尿や膿が出るのっ。」
「わからないなあ まったくわからない。」
「・・・・。」
「・・・・。」
「君は また変なところへ 遊びに行ったからでしょう。」
「決めつけないでくれよぉ。 そんな場所へは 絶対に・・・行ってないよぉ。」
「絶対に行ってない?」と こんな大変な時にまで 妻はさらに問い詰める(^^;)。
「行ってないよぅ。 最近は・・・(^^;) 。」と 消え入りそうに 小さな声で答える僕。
「だったらどうして・・・。」
「まいったなあ まったく・・・。」
僕はこんな風に 混乱した朝を迎えてしまったんだよ。
そして・・・。
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泌尿器科にて
僕が症状を告げると 若い医師は
「この1週間 変な場所で遊びませんでしたか?」と 真っ先に尋ねてきた。
「またその質問ですか? 行ってないですよぉ。」
そして検尿だけかと思ってたら・・・。
ものすごい検査が 待ち構えていたのだっ。
「そこに横になってください」と 医師に言われ・・・。
「先生 何を・何を するんですかっ・・・・。」
「しばらく辛抱していてください。」
若い医師は 僕に屈辱的なかっこうをさせたまま 肛門に指を入れて マッサージなんか 始めるんだよ(^^;)。
「前立腺を刺激しているんですよ。」と言いながら 医師は後は黙々と 僕の肛門をマッサージしてくれて・・・。
その周りには 若い看護婦さんや ノートを取っている医師の卵みたいな人までいて・・・。
そして みんな僕の方を 真剣な顔をして見ているんだよっ。
この検査が 言葉で表現出来ないぐらい 感覚がハイになってしまい・・・(^^;)。
正直に白状すれば 前立腺を刺激されると とびあがってしまうぐらい 気持ちがいいのだっ。
どんな風にと言われても困るけれど セックスするより百倍は気持ちいいのだっ(^^;)。
僕は検査を受けながら 短く何度も うなってしまったのは 苦しくてではなく 気持ち良いって事を 医師や看護婦さんたちに気付かれたくなかったからなのだっ(笑)。
僕の大切な泌尿器(笑)の 奥が焼けるように熱いと感じた。
その部分がきっと 前立腺という器官なんだろう。
その瞬間 若い医師が僕の大切なものに プレパラートをあてて「はい いいですよ。」と 冷静な声で言った。
もっと続けて欲しかったのになあ(笑)。
医師は顕微鏡をのぞきながら「雑菌がいますねぇ・・・それに・・・。」と いろいろ説明したあと
ただちに僕は入院させられた。
余談ですがっ 高齢になると男性は この前立腺が肥大して炎症しやすくなるんだって。
治療するための投薬が この器官には届きにくく 一番効き目のある治療方法は 僕がいま話した前立腺の肛門からのマッサージだそうです。
「嘘でしょう?」と言われても これは本当の話しですよ(^^;)